UpSki?

アップスキーに関して、以下の質問が最もよせられます

アップスキーはいつ頃からアップスキーで頂きに上がったら

アップスキーはどの位の風が必要アップスキーは難しい

どのように方向転換どのような所でどの様に

アップスキーの構造、材質重量、大きさ

アップスキーはいつ頃から始まったのですか?

スキーやアイススケートに、パラシュートやセイルを使って滑ることは

以外と古くから行われていましたが、自由にコントロールが出来て

より安全、快適に楽しめる、アップスキー・キャノピー(パラシュート)が

コロラドのスキーパトロールマンであり、スカイダイバーのフィル・ハフと

スカイダイビング用品メーカーのジョン・スタンフォードによって

スキーヤーのために開発されました。

1983年暮れに、軍放出のパラシュートを使って最初の試みが行われ

人間を頂きに引っ張り上げる十分な力があることが実証されましたが

まったくコントロールが出来ず、頂きについたときには

パラシュートを切り離さなければなりませんでした。

現在のモデルが完成するまでには、3年の期間と

12個以上ものプロトタイプが試作され、1987年にパテントを取得

米国内をはじめヨーロッパ、スカンジナビア諸国で販売が開始されました。

 

アップスキーで頂きに上がったら、どうするのですか?

アップスキーはハイスピードで滑り上がることが出来ます。

時には時速50Km以上にもなりますが、ベントコントロールシステム

キャノピー中央の4枚のパネルを開閉することで空気抵抗を調整する

でスピードをコントロールすることが出来ます。頂きに着いたら

センターベントパネルを開放してキャノピーをつぼめます。

バックパックのサイドに取り付けられたストックを外し、キャノピーを

バックパックに詰めて、パックを背負いスキーで滑ります。

多くのアップスキーヤーは、キャノピーを後方に吹流しのように

ハーネスに取り付けた状態で滑り降りますが、これは滑り降りた地点から

直ちにキャノピーを開き、滑り上がることが出来るようにするためです。

アップスキーを始められた方々は、直ぐに気が付くと思われますが

何と滑り降りるよりも滑り上がる方が、よりエキサイティングで楽しいのです。

アップスキーは、どの位の風が必要なのですか?

雪質によって異なりますが、秒速3m位の風があれば、平坦な雪原で

秒速5m位の風があれば、スロープでアップヒルスキーが楽しめます。

遠征等では、秒速25m以上の強風でも使われてますが、一般的には

風速25m以上での使用は避けたほうがよいと思われます。

アップスキーは難しいのですか?

ボーゲンが出来る程度の初心者のスキーヤーでも、2〜3時間ぐらいの

講習と練習をすれば、どなたにでもアップスキーが楽しめるようになります

つまりスキーヤー一人ひとりのレベルに合った楽しみ方が出来るわけです。

どのように方向転換するのですか?

アップスキーは普通のスキーテクニックで方向転換します。

スキーは重力によって滑り降りますが、アップスキーは

重力が風力に代わって滑り上がるだけの違いですから

各自のスキーテクニックで自由に滑ることが出来ます。

又、体重をハーネスに託すことで、長距離クルージングも

快適に楽しむことが出来ます。

 UpSki?

どのような所で、どの様にアップスキーをするのですか?

アップスキーは障害物のない、もしくは比較的少ない

スノーフィールドであれば、どこでも楽しめます。

アップスキーの発祥の地、コロラドでは、ロッキーの山岳地帯で

アメリカの中部では氷結した湖上で、ノルウエーやスカンジナビア地方では

大雪原で、又雪上に限らずイギリスでは砂浜でサンドスキーを

草原ではグラススキーなど・・・・と大自然の中で自由に楽しめます。

日本では、富士山、立山、乗鞍岳、月山、北海道の雪原、等・・・

アップスキーフィールドは益々広がると思われます。

今後アップスキー・フィールドやレース等、楽しみ方は益々広がることでしょう

アップスキーはアルペンスキーに限らす、テレマークスキー、クロカン

スノーボード、グラススキー等でも楽しめます。

アップスキーレースも米国では盛んで、ミネアポリスの北

100kmに位置するレイクミラックでは氷結した湖上で、40kmにも及ぶ

長距離レース、ミラックチャンピョンシップレースが行われています。

又アップスキー発祥の地、コロラドでは人気のスキーリゾート

ベイルスキー場の近くで行われるシカゴリッジ・クラシックレース

このレースは広大な山腹に5ヶ所設置された旗門を通過し、コースを5周。

1時間30分にも及ぶアップ、ダウンを繰り返す壮絶なレースが

展開されます。又エキスパートアップスキーヤーは

雪を頂いた山々や氷結した湖だけでは満足しません。

新しい体験を求めてアドベンチャーを試みています。

スエーデンとフィンランドにまたがる氷結したボセニア湾横断

南米アンデス山脈のコンドルの飛び交う火山を滑り上がったり

アラスカのグレートパグレイ・アイスフィールドの横断

1990年10月、4名のノルウェー南極エキスペディション隊が

アップスキーを採用し、ウエデル海から南極点を通過しロス海に至る

3200kmの距離と120日間に及ぶ遠征も行われました。

アップスキーの構造、材質はどのようになっているのですか?

アップスキー・キャノピーは57平方メートルの強化パラシュートクロスが

使われています。ユニークな星形のベントパネルの開閉によって

キャノピーにはらんだ空気を逃がす事により、スピードをコントロール

出来るようになっています。このベントパネルの開閉は,ハーネス

に取り付けたコントロールボックスのドローコードによって行います。

コントロールボックスのハンドルを固定することにより

キャノピーが風をはらんだ状態を保って

ベントパネルが閉まった状態

いるので、スキーヤーが転倒、又は停止したいときにはハンドルを

開放することによって、瞬時にキャノピーはつぼみ

ベントパネルが開いた状態

停止することが出来ます。安全を重視した設計になっており

安全装置はコントロールボックスとハーネスに

2ヶ所取り付けられていますので、安心して楽しめます。

又、現在まで、アップスキーによる事故は報告されていません。

アップスキーの重量、大きさはどのくらいですか?

アップスキーシステム(キャノピー、ハーネス、バックパック)の

総重量はわずか6kg、本体は畳むと寝袋ぐらいの大きさですので

風が止んだたきには、バックパックに詰めて簡単に運べます。

UpSki?

アップスキーによる現在までのレコード

最大斜度  

70度(風速15.5m/秒

最大速度(雪原   96km/h(風速13.3m/秒)
最高使用高度   4.800m(Cotopaxi)
ノンストップ登行垂直距離(1回で)   840m
最高登行/滑降垂直距離(1日で   36.780m
新雪   71cm
最大風速   秒速24.4m
最小風速   秒速1.3m